オキシスパス(ボラキス・ジェネリック)
オキシスパスは、頻尿・尿失禁・尿意切迫感の治療に用いる塩酸オキシブチニンを主成分としたジェネリック医薬品です。
主成分である塩酸オキシブチニンは、膀胱が収縮するのをおさえることにより膀胱の筋肉を緩めて尿をためやすくする作用があります。
頻尿とは、朝起きた時から寝るまでの間に排尿回数が8回以上の状態をいいます。
しかし、排尿回数が8回以下でもトイレが異常に近いと異変を感じている場合も頻尿とよばれます。
原因は、多尿(尿量が多い)・尿路感染などの炎症・残尿・腫瘍によるもの・精神的なものなどがあります。
原因が炎症や精神的なもの、腫瘍によるものであれば、適切な治療を行うことにより完治が望めます。
しかし、加齢によるものや機能低下によるものであれば症状を緩和することはできますが根本的な完治は難しくなります。
尿失禁とは、自分の意思に関係なく尿が漏れてしまい日常生活に支障をきたしてしまう状態のことをいいます。
尿失禁の種類には様々なものがあり、加齢による機能低下や高齢で寝たきりになると尿意がなくなり尿が漏れてしまうなどがあります。
特に女性は尿道が短いために男性よりも尿失禁を起こす可能性が高くなります。
腹圧をかけた時に尿がもれてしまうなどよくある症状ですが、恥ずかしくて病院に行かない方も多いようです。
しかし、我慢していても改善することはありません。
適切な治療を行うことで改善することのほうが多いので、我慢せずに泌尿器科への受診をしてください。
尿意切迫感とは、膀胱内に尿が十分に溜まっていないにも関わらず尿意が我慢できない状態で、膀胱が勝手に収縮してしまう病気です。
オキシスパスは、このような頻尿や尿失禁・尿意切迫感がある時に非常に有効な治療薬となります。
医師の指示に従い、正しく治療を行いましょう。
用法・用量
・1日1錠(5mg)を2〜3回に分けて服用してください。
・高齢者の場合は1日量0.5錠(2.5mg)から服用を開始してください。
使用上の注意
・服用開始時は、医師にご相談ください。
・治療中の方やアレルギーのある方は、必ず医師の指示に従い服用をしてください。
・緑内障の方は使用禁止となっています。(眼圧上昇の可能性があります。)
・尿閉、腸閉塞、腸管麻痺のある方は使用禁止となっています。
・治療中ではなくても市販の風邪薬や胃腸薬などを内服している方も医師にご相談ください。
副作用
倦怠感、残尿感、排尿困難、尿閉、むくみ、口の中が苦い、咽頭痛、声のかすれ、口内炎、頭痛、胃腸障害、吐き気、嘔吐、胸やけ、便秘、腹部の張りなど