ノベロン(ミセッテ・ジェネリック)
ノベロンは、デソゲストレルとエチニールエストラディオールを主成分とする経口避妊薬ミセッテのジェネリック医薬品です。
このピルには、少量の卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬が配合されており、性腺刺激ホルモンの分泌が抑制する為、排卵がとまること、排卵や受精があった場合にも、黄体ホルモンの作用で子宮内膜の増殖がおさえられている為、受精卵化着床しにくい状態が作られていること、頚管粘液の粘度を高めて、精子が侵入しないようにすることといった効果があります。
また、生理痛や生理不順を改善する効果、卵巣がんを予防する効果があり、月経困難症や子宮内膜症の治療に使われることもあります。
経口避妊薬には、段階的にホルモンの量を調整して服用するするタイプと、同量のホルモンを服用するタイプがありますが、ノベロンは1段階の1相性のタイプであるため、同量のホルモンが配合されている錠剤を服用します。
そもそも避妊薬は、ホルモンの量を極力少なく配合していますが、その低用量ピルの中でも、特にホルモンの配合量が少ないことと、デソゲストレルが配合されています。デソゲストレルは、第三世代の黄体ホルモン薬で、血中のグルコース濃度や脂肪組成に影響を及ぼさないため、糖尿病や高脂血症がある人でも使用することができ、体重増加、乳房の圧痛、偏頭痛、ニキビ、脂漏などの副作用が少ないという特徴がありますが、血栓症のリスクがあるというデメリットもあります。
用法・用量
1日1錠を毎日一定の時刻に計21日間連続経口服用し、22日目から7日間休薬するということを1周とし、繰り返し継続服用します。
使用上の注意
・乳がんや子宮がんがある場合は、ノベロンを服用することによって病状が悪化する恐れがあるので、服用することはできません。
・血栓性静脈炎や肺塞栓症などの血栓性の病気のある人は、ノベロンを服用することによって血栓ができやすくなる可能性があるので、服用することができません。
・35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人が延論を服用することは禁止されています。
・子宮筋腫、遺伝的に乳がんを発症する恐れのある人、乳房結節、肥満、高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病のある人は、医師に指示の下、慎重に服用する必要があります。
・服用期間中は、6か月ごとに婦人科の検診を受けてください。
副作用
・不正出血、吐き気、頭痛、乳房の張り、乳房痛
・まれに、血栓症がおこることがあります。突然の息切れ、視野が欠ける、麻痺などの初期症状がおこった場合、直ちに医師に連絡してください。