カデュエット
カデュエットは高血圧症と高コレステロール血症の治療を同時に行える治療薬です。
カプセル状で内服タイプとなっています。
主成分となっているのはアムロジピンとアトルバスタチンです。アムロジピンが高血圧症に、アトルバスタチンが高コレステロール血症に作用します。それぞれの成分が単体で配合された内服薬は今までありましたが、2つの成分が配合され、1つの内服薬としてリリースされたのは近年になってからになります。
高血圧症と高コレステロールは非常に近い病気ともいえ、同時に治せる方法がないかということで、2つの成分を掛け合わせることに成功しました。
高血圧症、糖尿病、高コレステロール症に悩んでいる方に効果があります。
これらの症状はほうっておくと脳卒中や腎不全になってしまう可能性もありますので、早めの中が必要となります。
カデュエットを服用することで細胞内のカルシウム量が減少されます。それにより血管が弛緩することになって血圧を下げる働きがあるというわけです。
そしてアトルバスタチンは高脂血症治療薬となっていて、コレステロール合成を阻害する働きがあります。これにより血中濃度を下げ、コレステロールの値を低下させます。
どちらか片方だけの作用が強く表れている方も服用することができます。その場合は症状によって処方する量が変わってきますので、ご注意ください。
用法・用量
高血圧症の方は1日1回2.5mg〜5mgを服用してください。
1日最大10mgまでとする。
狭心症の方は1日1回5mgを服用してください。
1日最大10mgまでとする。
*ただし、症状によっては1日20mgまで可能です。(医師に相談)
高コレステロール血症の方は1日1回10mgを服用してください。
1日最大20mgまでとする。
家族性高コレステロール血症の方は1日1回10mgを服用してください。
*ただし、症状によっては1日最大40mgまでとする。(医師に相談)
効果・効能
高血圧症、高コレステロール血症、血症家族性高コレステロール血症、脳卒中の予防、2型糖尿病、冠状動脈性心臓病改善・抑制
副作用
下痢、腹痛、頭痛、倦怠感、しびれ、浮腫、胃不快感、そう痒感、手指しびれ、不眠、胸やけ、便秘、頭痛、全身倦怠、動悸、じんましん、血小板減少、肝・腎機能の異常、尿潜血、筋肉痛、脱力感、味覚異常、頻尿、高血糖、糖尿病、横紋筋融解症、ミオパチー、ほてり、ふらつき、痒みなど
稀に起こる重篤な副作用
横紋筋融解症、血小板減少症、紅皮症、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群など。
服用を控えたほうがよい方
・肝機能障害のある方
・腎機能障害のある方
・アルコール依存症のある方
・抗生物質の投与を受けている方(シクロスポリン、フィブラート系製剤、ニコチン酸製剤、アゾール系抗真菌剤など)
・妊婦、または妊娠の可能性のある方
・授乳中の方
・ジヒドロピリジン系化合物のアレルギーがある方