ロバカード(メバコール・ジェネリック)20mg
ロバカードは、脂質異常症の治療や脳卒中・心臓発作の予防に使われる医薬品で、ロバスタチンを主成分としたジェネリック医薬品です。
脂質異常症とは、血液中の脂質が異常に多くなり血管の内側に溜まって血管が狭くなる病気です。発症の原因の多くは食生活にありますが、遺伝によるものもあります。
コレステロールの高い食品や脂肪分の高い食品の過剰摂取や1日の摂取カロリーが多すぎる、運動不足や肥満、喫煙などの生活習慣が影響を与えています。
脂質とはコレステロールや中性脂肪のことをいいますが、脂質とは脂ですから当然ドロドロしています。
その脂質が血液中に増えるとどうなるのか?血管の内側にどんどん溜まっていき動脈硬化になります。
動脈硬化とは血管内にコレステロールが溜まり動脈が硬くなる病気です。
動脈が硬くなることにより血液の流れが悪くなり心臓に負担をかけてしまいます。また、血の塊である血栓がつくられて血管が狭くなったり詰まったりします。
動脈硬化になると血液の流れが悪くなり血栓がつくられていきます。
心臓や脳の血管に血栓がつくられると最終的には血管がつまって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。
脂質異常症は直接生命に危険を及ぼすわけではありませんが、心筋梗塞や脳梗塞になる可能性が高くなるため危険な病気であるといえます。
そのため、きちんと内服を続けて治療を行っていくことが非常に重要です。
ロバカードを服用することで治療を行うことができますが、症状がないため飲み忘れが多くなったり、内服を途中で止めてしまったりする方もいらっしゃいます。
ロバカードは脂質異常症の治療に有効な医薬品ですので、きちんと内服を行うことが心筋梗塞や脳梗塞のリスクを低下させることに繋がるため治療の中断はしないようにしましょう。
用法・用量
・1日推奨服用量10〜80mgを1回もしくは2回に分けて服用します。
※1日80mg以上の内服は行わないでください。
使用上の注意
・妊娠中(妊娠の可能性がある方を含む)や授乳中の方は服用を避けてください。
・アレルギー体質の方や他の薬を服用中の方は服用前に医師に相談してください。
・開封後は直射日光をさけて保管してください。
・服用後、蕁麻疹がでるなど体の異常を感じた場合は内服を中止し医療機関を受診してください。
・小さなお子様の手の届く場所での保管はしないでください。
副作用
・胃がムカムカする・胃痛・下痢・便秘・腸内にガスが溜まってゴロゴロと音がする
・腎障害や肝障害・黄疸・発熱・体の痒み・筋肉痛・頭痛・体がだるい・発疹・尿量低下や排尿困難など