アンピシリン・ジェネリックについて
アンピシリン・ジェネリックとは、ペニシリン系の抗生物質のジェネリック医薬品で、インドのジェネリック医薬品を製造しているシプラ社の製品です。
日本では、サイダスグループを通じて、輸入販売されていましたが、数年前に撤退した為、現在では個人輸入をしている会社のインターネット販売でだけ購入することができます。
ペニシリン系抗生物質には、オーグメンチン配合錠などがありますが、250mgの錠剤30錠でおよそ10,000円程度の購入価格です。
それらの医薬品に比べるとアンピシリン・ジェネリックは、ジェネリック医薬品であるため、250mgの錠剤100錠で4,800円程度の価格で購入できます。
アンピシリン・ジェネリックの主成分であるアンピシリンは、ペニシリンをベースに化学合成し開発されたものですが、元のペニシリンと比較して、広範囲の細菌の治療に適応します。
具体的には、耳鼻咽喉系の感染症である中耳炎や副鼻腔炎、泌尿器系の感染症である尿路感染症、性行為感染症である淋病やクラミジア感染症などの治療と予防に効果があります。
従来のペニシリンの場合、グラム陰性菌には対抗性がありませんでしたが、アンピシリンには、グラム陰性菌に対しても対抗性がある為、グラム陰性菌のグループに属している大腸菌やサルモネラ菌、インフルエンザ菌、赤痢菌、ヘリコバクター、ステノトロフォモナ、ブデロビブリオ、酢酸菌などの治療にも有効です。
服用方法
アンピシリン・ジェネリックには 250mgの錠剤と、500mgの錠剤があります。
成人には水または、ぬるま湯で250?500mgを、1日4?6回服用します。
※年齢、症状に合わせて服用する必要がありますので、医師に相談のうえ服用してください。
副作用
・発熱、発疹、じんましん
・ビタミンK欠乏症による低プロトロンビン血症や出血傾向など
・ビタミンB群欠乏症状による舌炎や口内炎、食欲不振、神経炎など
・消化器の不調 下痢や吐き気、食欲不振など
・梅毒の治療に使用した場合、発熱、全身けん怠感、頭痛等のヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応がおこる可能性があります。
使用上の注意
・高度の腎障害がある場合は使用できません。
・セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある場合は使用できません。
・気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質である場合は、使用できません。
・高齢者には、副作用が現れやすいので注意が必要です。
・妊娠、又は授乳中である場合は、胎児や乳児への影響があるので、使用できません。
・経口避妊薬の効果が減少する可能性があります。