アシビル(ゾビラックス・ジェネリック)
アシビル(ゾビラックス・ジェネリック)は、ヘルペスウイルスの増殖をおさえるアシクロビルが配合されている抗ウイルス化学療法剤ゾビラックスのジェネリック医薬品です。
ヘルペスウイルスによって発症する感染症である口唇ヘルペス、口内炎、ヘルペス性角膜炎、性器へルペスなど単純疱疹、帯状疱疹や水ぼうそうの治療に使われます。
ヘルペスウイルスには、多くの人が感染しており、三叉神経節に潜伏しています。
健康な状態であれば、病状が出ませんが、抵抗力が落ちるとウイルスが活発に活動し始め、様々な症状を引き起こします。
ヘルペスウイルスは、ひとたび感染すると、完全に取り除かれることはなく、永遠に潜伏しているウイルスで、免疫力、抵抗力が衰えた時に、症状が出ます。
【口唇ヘルペス】
風邪や発熱、紫外線などが原因で発症する感染症で、唇の周りに水ぶくれができる病気です。
ヘルペス性歯肉口内炎は、生後6ヶ月から3歳までの乳幼児に多くみられる感染症で、口や喉に痛みが出て、高熱が2〜5日続きます。発熱後2〜3日目から歯肉が腫れ、口内炎ができる病気です。
【ヘルペス性角膜炎】
ヘルペスウイルスが角膜に侵入してしまうと発症する感染症で、目に痛みがでる、涙が出る、黒目の周りが充血するといった症状が出ます。
角膜ヘルペスは悪化すると、角膜移植の手術が必要になる怖い病気です。
【性器へルペス】
性感染症で、ヘルペスの病変部と接触することで感染します。
ヒリヒリ感やむずかゆさを伴う赤い発疹や水ぶくれができ、悪化すると、発熱し、発疹や水ぶくれに痛みを感じます。
1年以内に8割以上が再発すると言われるほど、再発率の高い感染症です。
用法・用量
【成人】
単純疱疹
→ 1回1/2錠(200mg)を1日5回経口服用します。
帯状疱疹
→ 1回2錠(800mg)を1日5回経口服用します。
【小児】
単純疱疹
→ 1回体重1kgに対して20mgを1日4回経口服用します。(1日の上限は200mg)
帯状疱疹
→ 1回体重1kgに対して20mgを1日4回経口服用します。(1日の上限は400mg)
水ぼうそう
→ 1回体重1kgに対して20mgを1日4回経口服用します。(1日の上限は800mg)
用法用量は年齢症状により、変わりますので、医師の指示に従って服用してください。
副作用
発疹、かゆみなどの過敏症状、頭痛、下痢、吐き気・嘔吐、腹痛、胃痛、めまい、発熱、全身倦怠感、肝機能異常、腎機能異常
早急に医師に診察が必要な深刻な副作用
呼吸困難、血管浮腫、動悸、アナフィラキシーショック、むくみ、昏睡、幻覚、痙攣、急性腎不全、結膜充血、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群