インドメタシン75mg
インドメタシンは非常に使用用途の広い成分の薬です。
内服薬として使われるケースや、軟膏として使用されるケースもあります。また時には手術などの際に痛みを緩和させる鎮静剤としても使用されます。
主な作用は鎮痛、解熱、抗炎症作用の3つです。
非ステロイド性抗炎症薬として、インドメタシンの代表的な成分といえるでしょう。
痛みの原因となるプロスタグランジンの発症抑制し、痛みを緩和させる作用があります。
筋肉の痛みを和らげる成分として有名ですが、点眼としても使われることもあります。
ただし、使用用途が広いとは言っても医師の診断を受けてから適切な使用法で扱う必要がありますのでご注意を。
インドメタシンが配合されたものは日本でも数多く取り扱っています。アンメンシンやサロンシップEXなどは聞いたことがあるのではないでしょうか。
内服と外用の両方が可能な成分ですが、併用することは控えた方が良いでしょう。
胃腸障害などの副作用が現れることでも有名です。
痛みや熱を下げる効果があるので、手術の際の炎症や腫れを抑制したり、関節リウマチの薬としても使用されることがあります。
薬を服用する際は血液チェックや臓器の持病を抱えていないということが最低条件となります。
用法・用量
内服薬は1回25mgを1〜3回に分けて食後、または食間に経口服用します。
軟膏・クリームの場合は1日に数回程度塗布します。
*手術時の点眼、坐薬として使用する場合は別途、医師の指示を受ける。
効果・効能
筋肉痛、肩こり、腰痛、関節痛、痛み、腫れの緩和
副作用
眠気、めまい、ふらつき、頭痛、腹痛、消化不良、食欲不振、下痢、便秘、口渇、過敏症、消化器の潰瘍、筋肉の減少、喘息、発疹、かゆみ、かぶれなど。
*稀に下記のような症状が起こるケースもあります。
胃腸出血、消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、けいれん、急性腎不全、間質性腎炎、紅皮症(皮膚の激しい発赤・炎症)、血管浮腫、喘息発作、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、再生不良性貧血、ネフローゼ症候群、重い貧血、肺水腫、無顆粒球症など。
服用を控えたほうがよい方
・消化性潰瘍がある人
・血液異常のある人
・妊娠中、授乳中の人、またその可能性がある人
・心臓病の人
・腎機能障害のある人
・肝機能障害のある人
・高齢の方
・高血圧症の方
・潰瘍性大腸炎の方
・膵炎の方
・てんかんの方
・中枢神経系の疾患の方
・気管支喘息の方
・エリテマトーデスの方
*服用後体調の異変を感じる方は使用を中止し、医師の診断を受けましょう。
併用に注意する必要があるもの
・抗凝血剤
・糖尿病治療剤
・チアジド系降圧利尿剤
・ベータブロッカー製剤
・アスピリン製剤
・炭酸リチウム製剤
・カリウム剤