アーモトラズ (アナストロゾール) 1mg 10錠
アーモトラズ (アナストロゾール)はアロマターゼの酵素を抑制する働きがある薬です。
効果としては、がん細胞の抑制、エストロゲンの過剰分泌を抑制する働きがあります。
発症後に増殖を抑制させる働きもありますが、過去にがん細胞の発症が認められた方が再発を予防するのに服用するケースもあります。
がん細胞の中でも乳がんの治療薬として使われていて、女性が服用する医薬品として知られています。
アーモトラズに配合されている主成分はアナストロゾール。
この成分がエストロゲンを発症することを防ぎます。
がん細胞発症してしまうきっかけはアンドロゲインとアロマターゼが結びつくこと。
その間に割って入る存在がアナストロゾールということになります。
基本的には、がんの治療や予防として使用されている薬ですが、高齢の方の更年期障害治療にも有効な作用があります。
女性ホルモンのエストロゲンに関係のある薬なので、男性が服用することは安全性が確認されていません。医療用医薬品として扱われているため、ドラッグストアや近所の薬局で気軽に購入できるものではありません。医師の診断を経てから服用する必要があります。
用法・用量
1日1錠(1mg)を経口服用します。食前、食後は問いません。
進行性乳がんのケースでは、腫瘍進行まで服用する必要があります。
効果・効能
がん細胞増殖抑制、経後の乳がん治療、更年期障害治療及び予防
副作用
ほてり、頭痛、嘔吐、下痢、骨粗鬆症、性器出血、倦怠感、無力症、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、嘔気、傾眠、手根管症候群、脱毛、発疹、皮膚血管炎、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、関節痛、骨折、関節炎白血球減少、好中球減少、高コレステロール血症
また確率は低いですが、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、アナフィラキシー様症状、血管浮腫、じんましん、肝機能障害、黄だんの症状も報告されています。
他の薬との併用も注意が必要です。
・タモキシフェン
・ブセレリン
・ゴセレリン
・リュープロレリン
・トリプルレリンと
・その他ホルモン抑制剤
服用を控えたほうがよい方
・更年期障害の治療中の人
・持病がある人
・アレルギーのある人
・閉経前の人
・妊娠中、授乳中の人、またその可能性がある人
・心臓病の人
・腎機能障害のある人
・肝機能障害のある人
・高齢の方
その他、服用後体調の異変を感じる方は使用を中止し、医師の診断を受けましょう。