アレノ(アグレノックス・ジェネリック)25mg/200mg
アグレノックスのジェネリック医薬品である「アレノ」は主に脳卒中の再発予防に用いられます。
主成分は「ジピリダモール200?」と「アスピリン25?」で、心筋梗塞や狭心症などの疾患にも使用されることがあります。
成分や効果はアグレノックスと同じく、ジェネリック医薬品なので安く購入できるのも人気を集める理由となっています。
主成分の1つ「ジピリダモール」はホスホジエステラーゼと呼ばれる細胞内の情報伝達酵素を阻害、環状アデノシンーリン酸の濃度を上げることによって血小板が凝集するのを抑える働きがあります。
「アスピリン」は頭痛薬の成分としても使用されており、血管がつまるのを防ぐ働きがあります。
アスピリンが作用すると血液凝固の原因となるシクロオキシナーゼ酵素を阻害、トロンボキサンA2という血小板凝集物質が合成されるのを防ぎます。
心臓周辺(心筋など)の血管を広げ、心筋の栄養・酸素不足を解消する働きもあるので狭心症や心筋梗塞などの治療にも効果があります。服用する際は医師に相談の上、服用量をしっかり守ってください。
【使用方法】
成人の場合、通常1日2回、1回につき1カプセルを服用します。朝と晩に飲むのが基本です。水またはぬるま湯で服用してください。
服用量は症状や疾患によって異なるので、詳しくは担当医や薬剤師の方に相談してください。
【注意点】
必ず決められた量を服用するようにしてください。
妊娠中毒症の方で尿タンパクが多い時に使用することがありますが、独断では使用しないようにしてください。
速効性がある訳ではありませんので、発作が起こった時は別の速効性のあるお薬を使用してください。
狭心症の方でも不安定型の場合は症状を悪化させる場合もあるので医師の指示に従って服用してください。
アルコールやテオフィリンはアレノの効果を弱めてしまったり、副作用が出やすくなってしまうので控えるようにしましょう。
代謝賦活薬であるアデホスはアレノの効果を強める可能性があるので併用する際は十分に注意してください。
【副作用】
医薬品ですので体質や体調によっては副作用が出る場合があります。
副作用には頭痛や胸痛、めまい、皮下出血、便秘、発疹、下痢、嘔吐、あざ、皮膚が黄色くなるなどがあります。
重症化することはほとんどありませんが、万が一症状が回復しない場合は服用を中止し、医師に相談するようにしてください。
副作用を出さないためにも用量をしっかりと守ってください。