フルニル(プロザック・ジェネリック)
フルニル10?はプロザックの後発医薬品(ジェネリック)となっており、うつ病やパニック障害などに効果があります。
脳内物質の1つである「セロトニン」を増加させ、不快な症状のもととなるノルアドレナリンの分泌を抑えます。
イライラやドキドキといった不快な症状が解消されるため感情を上手くコントロールできるようになります。
フルニルの主成分である「塩酸フルオキセチン」は精神が不安定な方やうつ病を患っている方以外にも作用するので、少し明るくなりたい・元気になりたいという健康な方でも服用すると気分が高揚する場合があります。
うつ病は誰でもなる可能性がありますが、「うつ病になりやすい性格」を持っている人は特に注意が必要です。
うつ病になりやすい性格とは?
うつ病と聞くと明るい性格の人よりも暗い性格の人の方がかかりやすいイメージがありますが実はそうではありません。
最もうつ病になりやすいのは「真面目で頭が良い人」なのです。
真面目な性格の人は責任感も強く、仕事面でも勉強面でも人一倍頑張ってしまう傾向にあります。
何事も全力で一生懸命に取り組むことは良いことなのですが、真面目な性格の人はどうしても「頑張り過ぎて」しまうのです。
全力で一生懸命取り組む反面、「絶対に手を抜いてはいけない」という義務感にとらわれ自分を追い詰めてしまうのです。
また、真面目な人はストレスや体の疲れを溜め込んでしまう傾向にあります。
仕事や勉強に対しての義務感が強過ぎるので心や体の状況を把握できないまま抱え込んでしまい、結果うつ病を発症する原因になってしまうのです。
頭の良い人も真面目な性格の人と似ていますが、融通が利かない・おおざっぱな事が嫌い・頭の切り替えがなかなかできないといった性格の人が多く、それらがうつ病を引き起こすきっかけになってしまいます。
また「〜主義者」の方も要注意。
完璧主義者や理想主義者、潔癖主義者の方も普通の人よりもうつ病になりやすいと言われています。
明るい性格の人も内面に悲観や気弱、落ち込むといった要素を持っている方はうつ病になる可能性があります。
うつ病は「心の病気」と言われていますので、心が疲れている・心が弱い状態の時にかかってしまいます。ストレスなどが主な原因とされていますが、その人その人の性格や人柄も関係するのです。
【使用方法】
1日1〜2錠を水またはぬるいお湯で飲んでください。
飲むタイミングは決まっていませんが、朝・午前中に服用するのが良いとされています。
精神安定剤ですので実際に服用する際は医師の方に相談するようにしてください。
【効果】
うつ病(軽〜中度)・パニック障害・強迫性障害・月経前の不快な症状(イライラ、不安など)・過食症・心的外傷後ストレス障害・不安障害など。
【注意点】
精神安定剤ですので用量・用法を守って正しく使用してください。
1日あたりの最大摂取可能量は80?までとなっています。
気分が安定したからと服用を独断で中止してはいけません。
うつ病やパニック障害の方は医師に相談の上、指示に従うようにしてください。
【副作用】
発熱や高血圧、興奮、自律神経が安定しない、腹痛・下痢といった副作用があるとされていますが、フルニルは特に副作用が少ない抗うつ剤と言われており、全ての人にこれらの症状が出るというわけではありません。