アルダラクリームの特徴
アルダラクリームは尖圭コンジローマと呼ばれるいぼの治療に用いられる薬です。尖圭コンジローマはヒトパピローマウィルスにより引き起こされる感染症です。アルダラクリームは免疫機能を高めることでウィルスの増殖を抑制して尖圭コンジローマを治療します。
アルダラクリームの商品詳細
アルダラクリームはインドの大手製薬会社グレンマーク社が開発した薬で、イミキモドと呼ばれる有効成分が含まれています。世界75カ国以上で使用されており、国内では持田製薬から同成分を含むベセルナクリームも発売されています。
アルダラクリーム1箱には12パックに小分けされたクリームが入っており、1回分の量を計りとることなく手軽に使用することが可能です。
クリームを清潔な手に取って患部に直接塗布することでウイルスの増殖を抑制してイボを取り除く効果があります。
尖形コンジローマの治療にはレーザーによる外科療法も用いられますが、強い痛みを伴ったり患部に跡が残ったりする可能性があります。
一方、アルダラクリームはクリームを塗るだけで患部を傷つけずに治療することができ、再発率も低いため、大変便利な治療薬といえます。
アルダラクリームの使用方法
アルダラクリームを尖圭コンジローマの治療に用いる場合は、イボのある部位に週に3日、1日1回寝る前に塗布します。クリームを塗るときは清潔な手に適量を取り、クリームの色が消えるまで念入りに揉み込みます。
塗布した後はそのまま就寝し、起床後(6〜8時間経過後)に塗布したクリームを石けんを使いながら水または温水で洗い流し、水分をふき取ります。
アルダラクリームの効果・副作用
- 【効果】 外性器や肛門周囲の尖圭コンジローマ(イボ状の疾患)を治療します。
- 【副作用】 塗布した部位が赤くなる、ただれる、むくむなどの可能性があります。また、刺激感や痒みを感じることもあります。女性の方では尿道口付近に塗布した場合にむくみにより排尿困難が生じることもあります。
アルダラクリームの注意点
- ・眼、鼻腔、口唇などにクリームを付けないように十分に注意してください。
- ・クリームをつける前に患部や手をよく洗って清潔な状態にしてください。
- ・クリームを塗布した部位は、塗布後6〜8時間経過するまでは水分にさらさないようにしてください。
- ・クリームを塗布した状態での性行為は避けるようにしてください。
アルダラクリームの併用禁忌
現在外科治療を受けている方は炎症が治まるまでアルダラクリームを使用することができません。また、尿道、膣内、子宮頸部、直腸、肛門内にはクリームを使用することができません。
他の外用薬を使用している方もアルダラクリームを併用することができないので注意してください。
アルダラクリームの保管方法
アルダラクリームは高温多湿の環境を避け、直射日光やその他の強い光の当たらない場所に保管してください。また、子どもの目に触れると誤って口に入れてしまう恐れがあるので、子どもの手が届かないところに保管するように注意してください。