オセフル
オセフルとは、インフルエンザの治療や予防に用いるジェネリック医薬品です。
主成分であるオセルタミビルは、A型B型どちらにも効果を発揮しインフルエンザウィルスが増殖する際に必要な酵素であるノイラミニダーゼの働きを阻害します。
インフルエンザとは、体内でインフルエンザウィルスが増殖する感染症です。
空気中に浮遊するインフルエンザウィルスを呼吸と一緒に吸い込むことにより感染する飛沫感染による感染が主な感染経路となります。
潜伏期間は、1〜3日で発症します。
症状は、主に38℃以上の高熱・全身の関節痛・頭痛・筋肉痛などがあり、全身の倦怠感や食欲低下なども現れます。症状は、おおよそ1週間程度で改善します。
インフルエンザウィルスの種類には、A型・B型・C型の3種類がありますが、A型とB型の2種類が主に流行する傾向にあります。
【A型】
感染力が高く重篤な症状を引き起こしやすく時には死に至ることもあります。
【B型】
限定した地域で流行し、症状はA型よりも軽度となります。
【C型】
鼻かぜ位の症状である場合がほとんどです。
インフルエンザの予防としては、こまめな手洗いとうがいを行う・1〜2時間に1回部屋の換気を行う・60%前後の加湿を行う・規則正しい食生活と睡眠をとるなどがあります。
学校などの集団の場所でも可能な限り換気を行い適度な湿度を保つなどで予防を行うように心がけましょう。また、マスクの使用も効果があります。
インフルエンザが流行する時期よりも前に予防接種を行うことも有効ですが、接種をしているから感染はしないということではありません。ただし、未接種時よりは感染した時の症状は軽度となる場合が多いようです。
高熱が数日続くことにより体力の低下や脱水を起こす可能性もあるため、高齢者や子供の場合は症状が重症化する場合もあります。インフルエンザを疑う場合は、すぐに医療機関への受診を行い適切な治療を受けてください。
オセフルは、インフルエンザウィルスの増殖をおさえ、発症後48時間以内に服用することで症状を軽減することが可能なインフルエンザや予防に対して非常に有効な治療薬です。
用法・用量
【成人・体重37.5kg以上の子供】
1日2回に分けて1回75mgの量を5日間服用してください。
※予防として服用する場合は1日1回の服用を7日間行います。
使用上の注意
・服用開始時は、医師の指示に従い服用をしてください。
・持病を持っている方や高齢者の方、治療中の方は医師にご相談ください。
・妊娠中、授乳中、および妊娠の可能性がある方は、医師にご相談ください。
副作用
腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・呼吸困難・肝障害・蕁麻疹・出血性大腸炎など