ロニタブロニタブ(ミノキシジル)発毛 育毛外用薬
ロニタブは、ミノキシジルを主成分とする血圧降下剤ですが、発毛、育毛にも効果があります。
ミノキシジルを主成分とする発毛、育毛の為の外用薬もありますが、ロニタブは、内服薬であることから、塗布するタイプの外用薬より効果が上がります。
本来、ミノキシジルは、血管を拡げる作用があることから、末梢血管拡張剤として血圧を下げるために使われていましたが、血管を拡げることによって血行が改善され、毛根の働きも活発になることから、発毛、育毛の改善に役立っています。
用法・用量
【高血圧の治療】
1日1回1/2錠、または1日2回1/4錠を服用します。
症状に合わせて増量間隔を3日以上空けて1日10mg単位で増量します。(上限は1日100mgまで)
【透析治療を受けている人は】
透析の薬理作用により血液中のミノキシジルは取り除かれる為、服用量は減少します。
透析治療を受けている人がロニタブ-5を服用する場合は、透析開始前または終了後2時間以内に服用します。
用法・用量・増量の仕方は症状、年齢によって変わりますので、医師の指示に従って服用してください。
【発毛・育毛促進】
ロニタブは、血圧降下剤として販売されている為、発毛・育毛促進の為の服用については記載されていません。
使用上の注意
ロニタブは、内服薬であるため、外用薬に比べて効果が高い面、副作用が現れる確率も高く、注意深く服用する必要があります。
重い肝臓病、重い腎臓病、高齢の人は、副作用がおこる可能性が高いので慎重に服用する必要があります。
他の降圧薬や利尿薬と併用すると、血圧が下がりすぎる恐れがあります。
飲み合わせによっては、この薬の血中濃度が上昇するおそれがあります。
たとえば、エリスロマイシンやクラリスロマイシンなどの抗生物質、イトラコナゾールなどの抗真菌薬、ジルチアゼムなどの心臓病薬と併用して服用すると、血中濃度が上昇する恐れがあります。
妊娠中、授乳中の人は、胎児や乳児に悪影響が出る恐れがあります。
血圧が下がったことでめまいを起こす恐れがあります。
ロニタブは、血圧降下剤ですので、服用後は血圧に十分注意してください。
長期間継続使用すると、むくみや、歯肉の腫れがおこることがあります。
副作用
多毛症、顔のほてり、潮紅、頭痛、動悸、胸痛、倦怠感、めまい、立ちくらみ、血圧低下、肝機能値の異常、発疹、かゆみ、ニキビ、肌荒れ、頭皮のかゆみ
重い副作用
脈が異常に遅くなる、肝障害、血液障害、発熱、失神