ニコテックス2mg 30tab
ニコテックスは、禁煙治療に使われるガム ニコレットのジェネリック医薬品で、禁煙中に感じるイライラ感や集中力の低下を緩和し、最終的には完全な禁煙を実現します。
ニコテックスには1粒に対して、2mgのニコチンが含まれており、禁煙中にどうしても喫煙したくなったタイミングで30分から1時間かけて噛むことによって、タバコ依存症の原因物質であるニコチンを体内に送り込み、ニコチンが欠乏した為におこっているイライラ感や、集中力の低下を緩和します。
タバコの煙には、タバコに習慣性をつけさせる原因である快楽物質ニコチンの他に40種以上に発がん性が確認されているタール、血液の流れによって全身に酸素を運搬するヘモグロビンの働きを妨げ、体内の組織の酸素を欠乏させる一酸化炭素、その他200種以上の有害物質が含まれています。
それらの有害物質には、農薬、殺鼠剤、防かび剤、樹脂、写真現像用薬品、排気ガスに含まれている成分も多くあります。
これら有害物質が体に及ぼす影響は実に多様で、心筋梗塞、狭心症、末消血管障害、大動脈瘤、脳血栓、脳出血などの循環器疾患、慢性気管支炎、肺気腫、喘息、上気道感染症などの呼吸器系疾患、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系疾患、歯周病、口腔癌、白板症、ニコチン性口内炎、黒色症、毛様舌などの口腔疾患の他、死亡リスクの高い肺がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がん、膵がん、肝がんといったらあらゆる癌を引きおこします。
また、タバコは循環器系への悪影響も大きいことから、糖・脂質代謝の異常、 末梢血管収縮、血管細胞の破壊、血栓の形成促進がおこりやすく、生活習慣病、および動脈硬化を発症させます。
妊娠中や授乳中に喫煙を続けていると、胎児や乳児にも悪影響が及び、低出生体重児の出生率が上がり、有害物質が母乳にもはいり込み、アレルギーのある子供になる恐れがあります。
こういったリスクをすべて理解しているにもかかわらず、禁煙が成功しない理由は、精神的、肉体的にタバコへの依存が大きいからです。
ニコチンには、中枢神経のドパミン神経系に作用して快感を与える為、非常に強い依存性があります。
喫煙が習慣になっている人にとって、快感が与えられている時の状態が普通の状態になってしまう為、ニコチンが切れるとイライラしてしまい、意志の力だけでは禁煙することができないのです。
その為、禁煙をする時には、喫煙したくなった時にニコチンを補給するという禁煙を補助する為のガムが有効です。
使用方法
タバコを吸いたくなった時に、1回1個を30〜60分間かけて噛みます。
1日の使用個数は、1日4〜12個から始め、徐々に減らしていきます。
1日の個数が24個をこえないこと、使用継続期間が3か月をこえないことにご注意ください。
使用上の注意
非喫煙者、すでに他のニコチン製剤を使用している人、妊娠中、授乳中の人、3ヵ月以内に心筋梗塞の発作を起こした人、重い狭心症や重い不整脈のある人、脳梗塞、脳出血等をおこした人、うつ病のある人は、使用できません。