シプラレックス10mg7錠
シプラレックスは、うつ病やパニック障害などの精神不安障害の治療に用いられるエスシタロプラムを主成分とした抗うつ剤(SSRI)であり、うつ病の症状改善や他の治療方法に対する依存症を緩和する目的としても用いられているジェネリック医薬品です。
主成分であるエスシタロプラムは、セロトニンの吸収作用があり、うつ病の症状や不安の改善に効果を発揮します。
※SSRIとは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬のことです。
うつ病とは、誰でもなりうる可能性のある気分障害の一つであり、焦燥感がある・何に対しても興味がなく、やる気も起きない・食欲が湧かない・夜眠れないなどの症状があります。
心身が過度なストレス状態にさらされて発症する場合がほとんどですが、他にも様々な原因があるとされています。
日本では、うつ病患者は約100万人いるといわれています。
うつ病は医師の診断を受けて正しく治療を行えば必ず改善する病気ですが、早期発見が回復への早道となります。
症状がでているのに「これくらいまだ我慢できる」「ただ疲れているだけだ」と放置してしまうと症状が悪化してしまうため、うつ病かも?と疑う場合は早めの受診を行うことをお勧めします。
パニック障害とは、脈拍が増えて心臓がドキドキする・息苦しくなる・汗が多くでる・めまいなどの症状が突然起こると同時に、このまま死んでしまうのではないかと強い不安にも襲われる精神的な病気です。
このような症状をパニック発作といい、10分〜1時間程発作が続きます。
心電図や血液検査等の検査を行っても異常はみられません。
発作を繰り返すと予期不安が生じ、発作を起こした場所を避けるようになると広場恐怖または外出恐怖が生まれます。
パニック障害の3大症状といわれるパニック発作・予期不安・広場または外出恐怖が悪循環を起こしパニック障害が悪化すると、家にひきこもるようになり社会生活に適応できなくなって鬱病を併発する場合もあります。
パニック障害の原因は、不安や恐怖と関係しているノルアドレナリンと興奮を鎮めるセロトニンという神経伝達物質のバランスが崩れるためだといわれています。
うつ病やパニック障害は必ず治る病気であり、高い効果を発揮してくれる医薬品がシプラレックスです。
医師の指示に従い、自己判断で服用をやめないように適切な治療を行いましょう。
用法・用量
・1回1錠を夕食後に服用してください。
使用上の注意
・治療中の方は、服用を開始する前に主治医にご相談ください。
・服用を開始して、しばらくの間は吐き気を催すことがあります。
・飲み忘れた場合、血中濃度が保たれず症状が悪化する可能性があります。
副作用
腹痛・下痢・便秘・口渇・頭痛・めまい・倦怠感・眠気・動悸・血圧上昇・手の震えなど