クロミッド・ジェネリックの薬効・注意点
クロミッドとは
・クロミッドはインドの製薬会社、シプラから販売されている「排卵誘発剤(抗女性ホルモン剤)」で、「不妊症治療薬」として使用する医薬品です。
錠剤タイプの飲み薬で、内容量は1箱辺り10錠です。
使用効果・効能
・クロミッドは、「クロミフェン」を主成分・有効成分とした「排卵誘発剤(抗女性ホルモン剤)」です。
クロミフェンは、「性腺刺激ホルモン(別名、ゴナドトロピン)」の不足を改善して排卵を起こしやすい状態にする成分です。
(性線刺激ホルモンは、タンパク質ホルモンの一種で、不足すると排卵が起こりづらい状態になってしまいます。)
このクロミフェン成分の働きにより、効果的に脳に刺激を与えて性線刺激ホルモンの分泌を促進し、排卵を起こしやすい状態に変えてくれるのがこのクロミッドです。
クロミッドは負担をかけずに自宅で「不妊症」治療の出来る、とても便利な医薬品です。
服用方法
・月経初日から服用を初め、1日1回1錠までを水又はぬるま湯と共に服用してください。
この状態で、5日間の間服用を行います。
クロミッドの効能が効いた場合、服用終了後1〜2週間程で排卵が起きます。
効果が現れた場合、ここで服用をやめます。
・排卵が出来なかった場合は、1回の量を2錠に増やし、1日1回2錠までを同じく水又はぬるま湯と共に服用してください。
服用期間は同じで、5日間の間服用を行います。
※効果が現れずに更にこれ以上の期間服用を行いたいと言う場合は、一度医師に相談をした上で服用をするようにしてください。
・また、事前に医師に相談をして「ゲスターゲン・エストロゲン テスト」を行った上で服用をするようにしてください。
注意点と禁止事項
〜以下の点に注意して服用を行わないと「副作用」や重大な疾患を起こす恐れが有ります。
・適量(決められた量)のみを服用する
(適量以上に服用しても効果が現れる訳では有りませんし、場合によっては重大な副作用を起こす恐れが有ります。)
・現在他に服用している薬品が有る方は、医師に相談をしてから服用をするようにしてください。
・使用により、副作用と見られる症状が現れた場合は直ぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
服用禁止例
〜以下の条件に該当する方は服用できません。
・肝障害又は肝疾患の有る方
・エストロゲン依存性腫瘍(乳癌・子宮癌・卵巣癌など)の方及びその疑いの有る方
・小児、妊婦及び妊娠している可能性の有る方
・過去にクロミッドを服用して、不調を感じられた方
副作用
〜以下のような副作用が現れる事が有ります。
・頭痛
・ほてり
・目のかすみ
・吐き気
・倦怠感
・イライラ感
※また、下腹部に張りや痛みを感じた場合は薬品が効きすぎている恐れが有るので、直ぐに医師に相談をするようにしてください。
(薬品が効きすぎると、卵巣が腫れてくるなどの症状が出ます。)
視覚症状が強い場合も同様です。