


ヴァギフェム (エストラジオール膣錠)の薬効・注意点
ヴァギフェムとは
ヴァギフェムはデンマークの製薬会社、スワン メディケアから販売されている「閉経後膣炎」の治療薬です。
アプリケーター(チューブ)状の薬品で、内容量は1箱辺り15本です。
使用効果・効能
・ヴァギフェムは、「エストラジオール」を主成分・有効成分とした「閉経後膣炎」の治療薬です
エストラジオールは、別名でエストロゲン(女性ホルモンの一種)と言います。
■閉経後膣炎は、体内でこの「エストロゲン」(女性ホルモン)の分泌量が過度に減少する事により発生する症状です。
有効成分のエストラジオールは、膣内に直接錠剤を投与する事で、生殖線を刺激する作用が有ります。
これにより、不足していた体内のエストロゲン量を一定の値に戻し、炎症を静めて閉経後膣炎の症状を緩和するのがヴァギフェムです。
・膣炎による、「乾燥感・痛み・性交痛」…などの症状を和らげる作用が有ります。
・また、以下の症状に対しても治療効果が有ります。
・卵巣欠落症状
・卵巣機能不全症
・機能性子宮出血
・通常閉経後に使用する薬品ですが、閉経前に使用する事で「更年期障害」症状に対しても改善効果が有ります。
服用方法
※症状や体質により適量(服用量)が異なります。
(事前に医師と相談をした上で、適量・服用間隔を守って服用を行うようにしてください。)
・1日1回のみ使用します。
■アプリケーターをゆっくりと膣に挿入して、上部が「カチッ」と音がするまで押し、錠剤を膣内に挿入します。
この状態で、2週間使用を続けてください。
・2週間経過後は、使用日数を週2回に変えます。
使用量は同量ですが、服用間隔を3~4日以上空けるようにしてください。
注意点と禁止事項
~以下の点に注意して服用を行わないと「副作用」や重大な疾患を起こす恐れが有ります。
・適量(決められた量)のみを服用する
(適量以上に服用しても効果が現れる訳では有りませんし、場合によっては重大な副作用を起こす恐れが有ります。)
・現在他に服用している薬品が有る方は、医師に相談をしてから服用をするようにしてください。また、治療を受けている方も同様です。
・使用により、副作用と見られる症状が現れた場合は直ぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
・以下の症状の有る方は、医師と相談をした上で注意して服用を行うようにしてください。
・片頭痛
・高血圧、心疾患、腎疾患
・肝疾患
・てんかん
・糖尿病
・全身性エリテマトーデス
・子宮筋腫、子宮内膜症
・血縁に「乳ガン」患者のいる方
・「乳腺症・乳房にしこりが有る、又はレントゲン像に異常の有る方」
また、「手術を控えている方」や「長期間寝たきりの方」についても同様です。
服用禁止例
~以下の条件に該当する方は服用出来ません。
・以下の薬品を服用している方
・黄体ホルモン剤
・血糖降下剤
・ビグアノイド系製剤
・以下の症状の有る方
・エストロゲン依存性腫瘍(乳ガン・子宮内膜ガン…など)
・乳ガンの既往歴の有る方
・異常性器出血
・血栓性静脈炎、肺寒栓症
・動脈性血栓寒栓疾患(冠動脈性心疾患、脳卒中…など)
・重度の肝疾患
・妊婦、及び妊娠している可能性の有る方(また、授乳中の方)
・過去にヴァギフェムを服用して、不調を感じられた方
副作用
~以下のような副作用が現れる事が有ります。
・めまい
・食欲不振
・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・倦怠感
・動悸
・蕁麻疹
・むくみ
ヴァギフェム(エストラジオール膣錠) (sanko00090)
