エリデルクリームの薬効・注意点
エリデルクリームとは
エリデルクリームはスイスの製薬会社、ノバルティスから販売されている「アトピー性皮膚炎」の治療薬です。
軟膏(塗り薬)で、内容量は1箱辺り15gです。
使用効果・効能
エリデルクリームは、「ピメクロリムス(ピメコロリムス)」を主成分・有効成分とした「アトピー性皮膚皮膚炎」の治療薬です。
アトピー性皮膚炎は「アレルギー」症状と同様で、「免疫」機能の低下が発症の原因とされています。
●免疫〜体内に細菌やウイルスなどの異物が進入した際に、これらを排除して健康状態を保とうとする働きです。
有効成分ピメクロリムス(ピメコロリムス)には免疫機能の低下を押さえる作用が有り、これにより免疫機能を一定の値に戻し、体内の細菌やウイルスなどを除去出来る体質に戻してアトピー性皮膚炎の症状を治療するのがエリデルクリームです。
服用方法
※症状や体質により適量(服用量)が異なります。
(事前に医師と相談をした上で、適量・服用間隔を守って使用するようにしてください。)
・1日2回患部に適量を塗ってください。
この際に、塗り込むのではなく薄く伸ばすようにして塗ってください。
※長期間の使用は避けるようにしてください。
(使用期間については、事前に医師と相談をして決めてください。)
また、使用中は紫外線対策をとるようにしてください。
(過度に紫外線に当たる事で、「症状の悪化・治療の遅れ」…などの悪影響が出る事が有ります。)
注意点と禁止事項
〜以下の点に注意して服用を行わないと「副作用」や重大な疾患を起こす恐れが有ります。
・適量(決められた量)のみを服用する
(適量以上に服用しても効果が現れる訳では有りませんし、場合によっては重大な副作用を起こす恐れが有ります。)
・現在他に服用している薬品が有る方は、医師に相談をしてから服用をするようにしてください。また、治療を受けている方も同様で「免疫治療」を行っている方は特に注意して服用を行うようにしてください。
・使用により、副作用と見られる症状が現れた場合は直ぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
・「ネザートン症候群・感染症(水疱瘡・ヘルペス…など)」の症状の有る方は、医師と相談をした上で注意して服用を行うようにしてください。
服用禁止例
〜以下の条件に該当する方は服用出来ません。
・小児(2歳以下の方)
・妊婦、妊娠している可能性の有る方(また、授乳中の方)
・有効成分ピメクロリムス(ピメコロリムス)に対して、アレルギー症状の有る方
・過去にエリデルクリームを服用して、不調を感じられた方
副作用
〜初期症状として「ほてり・刺激感」などの副作用が現れますが、使用を続ける事で発生しなくなります。
1週間経過後もこれらの症状が出る場合は、一度医師に相談をするようにしてください。