


アリピゾル30mg 10錠
アリピゾルは、統合失調症、双極性障害、およびうつ病の治療に効果を発揮する第三世代の抗精神病薬です。
先発薬である大塚製薬のエビリファイのジェネリック医薬品であるため、エビリファイと同じ薬効と安全性があります。
アリピゾルの有効成分であるアリピプラゾ―ルは、脳内の神経伝達を担うドーパミンを調整する働きがあり、ドーパミンが不足することでおきるうつ状態、無力感、自閉などの症状に対して、ドーパミンを増量させることで調整し、ドーパミンが過剰になったことでおこる幻覚、妄想、興奮状態などの症状に対しては、ドーパミンを減少させて改善します。
統合失調症は、脳の情報伝達系が正常に機能しなくなったために、思考や感情のコントロールが難しくなり、幻覚や妄想を引き起こす病気です。
統合失調症に症状には、抑うつ症状、意欲低下などの陰性症状と幻覚、妄想、興奮状態などの陽性症状がある為、両方の状態に効果をあらわす治療薬が必要なのですが、従来の向精神薬は、陰性症状には効果が無い薬、又は諜報の状態に効果は出るものの、副作用が大きく出るというものでした。
第三世代の抗精神病薬であるアリピゾルは、陰性、陽性の両方の症状に効果があり、副作用が少ない医薬品です。
また、アリピゾルは、双極性障害の治療にも効果を発揮します。
誇大妄想をおこし、多弁になる、思考が急激に変化する、集中力がなくなり、意識が散漫になる、眠らなくなるといった躁状態と、抑うつ状態、無力感、食欲減退、焦燥感、不安感などのうつ状態を繰り返す症状に対して、アリピゾルは、ドーパミン受容体と同時にセロトニン受容体を調整して、躁状態とうつ状態の症状を改善します。
抗うつ薬だけでは、治療の効果が感じられない人に対しては、うつ病の増強療法にも使われます。
用法・用量
統合失調症の場合の服用方法
・1日1回~2回 6~12mgを服用します。服用を開始後、2週間から必要があれば24mgまで増量し、維持用量とします。
・1日に服用できる量の上限は30mgで、できるだけ増量しないことが必要です。
・年齢、症状によって用法・用量が変わるので、医師に指示に従って服用してください。
双極性障害の場合の服用方法
・1日1回 12~24mgを服用 開始容量は24mg 症状に合わせて増減します。
・1日に服用できる量の上限は30mgで、できるだけ増量しないことが必要です。
・年齢、症状によって用法・用量が変わるので、医師に指示に従って服用してください。
うつ病・うつ状態の場合の服用方法
・1日1回 3mgを選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤などの抗うつ剤と併用して服用
・1日に服用できる量の上限は15mg
使用上の注意
・糖尿病の人は、高血糖に十分な注意が必要です。糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡などの重篤な状態になる恐れがあります。
・眠気を催す、集中力が低下する、注意力が散漫になるなどの副作用化おこることがあるので、車の運転や、危険を伴う作業は避けて下さい。
・服用量、服用期間は、症状により変わりますので、医師に指示に従って服用してください。
アリピゾル30mg 10錠 (ARPZL30X10)
