


ベラパミル(ワソラン・ジェネリック)80mg 10錠
ベラパミル(ワソラン・ジェネリック)は、ベラパミル塩酸塩を有効成分とするワソラン錠のジェネリック医薬品で、狭心症や不整脈の治療に使われています。
ベラパミル塩酸塩には、血管を収縮する作用のあるカルシウムが血管壁の細胞に入り込むのを抑え、血液の循環を良くする働きがある為、心臓や体の血管を広げ血圧が下がる効果があります。
血管が拡がることで、心臓への負担が軽減し、狭心症や頻脈性不整脈の症状を改善するほか、脳の血管に作用することで偏頭痛の予防という働きもします。
全身の血管を拡張する働きをするので、心臓以外の脳、腎臓、手足、目の網膜などの疾患に対して血液の循環を改善する必要がある場合にも治療薬としても使われます。
用法・用量
【成人】
1回1/2~1錠(40~80mg)を1日3回服用します。
【小児】
体重1kgに対して3~6mg、1日240mgまでを1日3回服用します。
用法、用量は、年齢、症状に応じて変わりますので、医師に指示に従って服用してください。
服用を注意する際も、自己判断で中止せず、医師に指示に従って徐々に減量してください。一挙に中止すると、症状が悪化する恐れがあります。
使用上の注意
・重い心不全のある人、心臓に刺激伝導障害がある人、徐脈のある人、高齢者、重い腎臓病のある人、重い肝臓病の人、妊娠中の人は副作用が出やすいので、医師に指示に従って慎重に服用してください。
・降圧薬や利尿薬と併用すると、血圧の下がりすぎることがありますので、注意が必要です。
・β遮断薬と併用すると、徐脈になることがありますので、注意が必要です。
・心臓の薬のジギタリス薬と併用すると、ジギタリス中毒や徐脈の副作用出る可能性が高まります。
・抗不整脈薬と併用すると、徐脈の副作用がでる可能性が高まります。
・抗真菌薬のイトラコナゾール、喘息の薬のテオフィリン、抗けいれん薬のフェニトイン、結核の薬のリファンピシン、免疫抑制薬のシクロスポリンなどと併用すると、薬同士が相互作用をおこす危険があります。
・アルコールを摂取すると、めまい、動悸などがおこりやすくなりますので、控えてください。
・グレープフルーツジュース飲むと、ベラパミル塩酸塩の血中濃度が上昇し、副作用がでることがあります。
副作用
徐脈、動悸、胸の痛み、顔のほてり、潮紅、頭痛、倦怠感、めまい、立ちくらみ、血圧低下、むくみ、発疹、かゆみ
早急に受診する必要のある副作用
・心不全、心ブロック、高度な徐脈
・重度の皮膚、および粘膜障害
ベラパミル80mg 10錠 (VERAP80X10)
