


インデラル10mg 100錠
インデラルは有効成分・プロプラノロールの働きにより心拍数を下げ、「頻脈性不整脈」や「狭心症」を治療・改善する医薬品となっています。緊張からくるドキドキを落ち着かせる効果もあるので「あがり症」の方も服用できます。
最近では臨床試験により「片頭痛」にも効果があると実証されました。
狭心症とは?
心臓に栄養を送る血管に「冠動脈」があります。この冠動脈の血流が悪くなると心筋が酸素不足状態になり、狭心症となります。
狭心症の痛みは締め付けられるような、または押し付けられるような痛みが特徴的で、圧迫感があり苦しいのですが少し休むと痛みがおさまります。
狭心症の痛みが生じる場所はハッキリしておらず、心臓周辺であったり、腕や顎、胃、左肩の痛みのように感じることもあります。痛みの持続時間も人それぞれで、数分であったり数十秒で治まる方もいます。
狭心症は女性よりも男性が発症する場合が多く、高血圧の方や糖尿病の方は特に注意が必要です。
また、生活習慣も少なからず関係しており、喫煙や肥満、そして運動不足などが狭心症を引き起こすきっかけになると言われています。
あがり症とは?
あがり症とは人前に立つと心臓がバクバクしたり、不安になったり、異常に汗をかいてしまう症状のことをいいます。
あがり症は心臓や精神が弱い方だけでなく、誰にでも起こりうる症状の一つであり、あがり症だからといって深刻な病気になっている訳ではないのです。
あがりの症状は血液中に含まれている「ノルアドレナリン」の数値が上昇することによってあらわれます。
ノルアドレナリン神経伝達物質の一種で興奮などに関係しており、活発に分泌されることによって強い緊張や不安を感じるようになるんですね。
このノルアドレナリンの分泌により交感神経が強く刺激されてしまう人があがり症になりやすい傾向にあります。
【使用方法】
通常、大人で狭心症をお持ちの方は1日30㎎の服用から開始します。1回で30㎎服用するのではなく、3回程に分けて服用するようにしましょう。
狭心症の症状次第では60㎎~90㎎まで増えることがあります。
高血圧症の方は最大で120㎎まで服用します。
【注意点】
持病持ちの方やアレルギー体質の方、糖尿病の方、妊娠中の方は医師に相談の上服用するようにしてください。
自分の判断で服用量を増減しないこと。
【副作用】
めまいや脱力感などの症状があらわれる場合があります。
インデラルの成分にアレルギーがある方はかゆみや発疹などの症状があらわれる可能性あり。
他にも頭痛や軽いうつ状態、口内炎、手足のしびれなどが挙げられます。