


グルコバイ 50mg
グルコバイは、アカルボースを成分とした2型糖尿病の治療に使われる医薬品です。
2型糖尿病とは、遺伝や薬害が原因ではなく、偏った食生活や、運動不足、喫煙習慣などが原因で引き起こされる生活習慣病の一種で、健康な身体を維持する為に必要な量のインスリンが分泌されなくなる為に、血液中のブドウ糖が増え、血糖値が上がってしまった為に発症した糖尿病のことです。
血糖値が上がったままの状態が長く続くと、神経障害や腎臓病などの合併症を引き起こし、さらに病状が進んで重度の糖尿病になってしまうと、血管が細くなったり、血液がドロドロになったりして血液の循環が順調におこなわれなくなり、心筋梗塞、動脈硬化、脳出血など重篤な合併症を引き起こす原因になってしまいます。
そのような事態を防ぐ為は、血糖値の上昇を抑える必要があるのですが、アカルボースには、食事をした後の血糖を抑える効果がある為、アカルボースを成分としたグルコバイが糖尿病の治療に使われています。
グルコバイが、従来の治療薬である血糖降下剤と異なるところは、血糖低下作用がないということです。
グルコバイの成分アカルボースには、小腸の粘膜が、炭水化物の消化吸収することを抑え、ブドウ糖の分解を送らせるという働きがある為、食事をしたことによって、過剰に血糖が増えることを抑制、改善することができるのです。
従って、治療には、血糖降下薬と並行して服用することの多い薬です。
用法・用量
・用法
食事の直前に服用します。血糖降下薬と並行して服用している場合、低血糖の症状がおこってしまう場合があります。低血糖の症状がおこった場合は、医師に指示に従って、ブドウ糖を摂取する必要があります。
・用量
成人の場合は、1日3回 毎食前に1回100mgを経口服用 病状や体質に個人差がある為、医師に指示に従って服用する量を決めます。
使用上の注意
この薬の効果は、あくまでも血糖の吸収を遅らせるということです。
従って医師から指示されている食事療法や運動療法を適確に継続していることが必要です。
副作用
・お腹が張る
・軟便、下痢、排便回数が増える
・腹痛
・嘔吐
・食欲不振
他の血糖降下薬と併用している場合の副作用
・低血糖による症状 動悸、さむけ、ふるえ、冷や汗、脱力感、倦怠感などの他に、ぼんやりしてしまったり、イライラしたりといった症状もおきます。すぐにブドウ糖を補給しないと、意識障害やけいれんを起こす恐れがあります。
・肝機能障害 発熱、倦怠感、黄疸 尿の色が茶褐色になる
グルコバイ50mg 10 Pills (GLCBY50X10)
