


グルコバイ・ジェネリック50mg (サン・ファーマ)
グリコバイジェネリックは糖尿病治療に用いられる内服薬です。
成分にはアカルボーズを含有しています。
アカルボーズとは血液中の血糖値を調整してくれる働きのある成分で、インスリンホルモンの調節に欠かせないものです。
インスリンの量が不安定になり、血糖値が上がってしまうと糖尿病などの症状が起こります。
それを防ぐためにアカルボーズを服用することで血糖値の上昇を抑える効果があります。
糖分の消化吸収を抑制する働きがあり、血液内の糖分が上昇するのを緩やかにする効果が期待できるでしょう。
糖尿病を防ぐには、小腸の粘膜にあるαグルコシターゼという酵素を阻害する必要があります。
αグルコシダーゼが砂糖などの糖分をブドウ糖に分解してしまいます。その働きを食い止める役割がアカルボーズにはあります。
そのため服用する時は食後ではなく、食前に服用することで食後の過血糖を抑える効果が期待できます。
経口タイプの血糖降下薬として、グルコバイは使用されています。
そのため、糖尿病だけでなく肥満体質の方が服用することで、糖質の吸収を抑えダイエット的な役割を果たす側面も期待できます。
ただ、サプリメントとは違って肝機能や胃、腸への負担も考えられますので、ただ単にダイエットサプリメントと同じような使い方は控えましょう。
半永久的に血糖値が下がるわけではありませんが、継続的な服用でグルコースとヘモグロビンが結合することで生成されるグリコヘモグロビン糖化物を減らす役割があります。
説明では、やや難しい単語や表現が多く立ち並んでいますが、「肥満改善を目的に使える医薬品」と考えればよいでしょう。
ただし、血糖値の上昇を抑えるという役割があるからといって。糖分の多いものを摂取しても構わないという事ではありません。
普段の食生活から意識的に糖質を減らし、その上で、グルコバイジェネリックを使用すれば、血糖値が下がる効果があると考えておけば良いでしょう。
用法・用量
1回50~100㎎を1日3回、食前に服用する。
服用が初めての方は50㎎の服用がよい。
効果・効能
糖尿病治療、肥満治療
副作用
腹部膨満、鼓腸(ガスがお腹にたまる)、下痢、腹痛、便秘、吐き気、頭痛など。
*外用と内服で副作用の症状が異なるのでご注意下さい。
服用を控えたほうがよい方
・肝機能障害のある方
・胃腸障害のある方
・妊娠中、または可能性がある方
・アレルギーのある方
・高齢の方
併用を控えたほうがよい成分
・抗生物質のエリスロマイシン