


クレサーAM 40mg/5mg
クレサーAMはテルミサルタンとアムロジピンを配合した高血圧治療として用いられる成分を含有した内服薬です。
成分を一つ一つ見ていくと、テルミサルタンには高血圧症の原因となるアンジオテンシン2を抑制する働きがあります。
アンジオテンシン2受容体拮抗薬はテルミサルタン以外にもオルメサルタン、イルベサルタン、アジルサルタン、バルサルタンなどがあります。
その中でテルミサルタンは血圧を降下させ、持続性の長さにも定評があります。
そのため1日1回の服用で済み、長期に渡って血圧を保つ効果があります。
そしてもう一つのアムロジピンですが、こちらも高血圧の治療によく用いられる成分で血圧以外にも狭心症の治療としても使われている成分です。
動脈血管の平滑筋の収縮抑制効果があります。
つまり、一定の太さ、広さで血管を保ち、拡張されることで心臓に送る冠動脈を良好なものにします。これにより、狭心症の発作を防ぐ作用が期待できます。
ただ、副作用として血管拡張作用に伴い、心臓がドクドクしたような感覚や顔全体や肌に血管浮遊や紅潮の影響が見られるケースもあります。
アムロジピンは肝臓で代謝されるので、肝機能の健康な人以外は使用するのは控えた方が良い成分です。
クレサーAMはインドの製薬会社であるシプラ社の製造となっています。
用法・用量
1日1回経口服用してください。(40mgまで)
症状によっては服用量を1日80mgにまで増量することができます。(医師の指示が必要。)
効果・効能
高血圧症、心不全、心臓病、腎硬化症、糖尿病性腎症、狭心症治療
副作用
体のだるさ、めまい感、頭痛、血管浮腫、紅潮、下肢の浮腫、歯肉肥厚など。
稀に起こることがある副作用
強いめまい・ふらつき、吐き気、嘔吐、、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、息がしにくい、手足が腫れる。、尿が少ない・出ない、むくみ、けいれん、から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱など。
服用を控えたほうがよい方
・肝機能障害のある方
・胃腸障害のある方
・腎臓機能が低下している方
・高カリウム血症のある方
・血液透析を受けている方
・低血圧の傾向がある方
・脳卒中を起こしたことのある方
・腎動脈狭窄など虚血性腎臓病のある方
・妊娠中、または可能性がある方
・アレルギーのある方
・減塩療法中の方
・高齢の方
併用を控えたほうがよい薬
・アリスキレン(ラジレス)
・降圧薬のACE阻害薬
・月経困難症治療薬のドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズ)
・免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
・抗炎症・鎮痛薬(NSAIDs)
・カリウム補給薬のスローケー、またはエプレレノン(セララ)やスピロノラクトン(アルダクトン)などカリウム保持性降圧利尿薬(抗アルドステロン薬)
クレサーAM 40mg/5mg (sanko00159)
