


アテノロール(テノーミン・ジェネリック)
テノーミンジェネリックの「アテノロール25㎎」は交換神経β受容体を選択的に遮断する医薬品となっており、高血圧症や狭心症、心臓発作などの疾患治療によく用いられます。
病院では保険適応外になってしまいますが、片頭痛などを予防・改善する為に応用されることもあります。持続性があるのも特徴。
気をつけたい高血圧の合併疾患
高血圧は収縮期の血圧が「140mmHg」以上、または拡張期の血圧が「90mmHg」以上の状態の事を言います。
血圧が高くなると血管の壁にかかる圧力が大きくなるため、血管の壁へのダメージが原因で様々な疾患を引き起こしてしまう危険性があります。
病院で高血圧と診断された場合は放っておかずすぐに治療・改善するよう心がけましょう。
高血圧の合併疾患には狭心症や心不全などの「心臓疾患」、腎不全や慢性腎臓病などの「腎臓疾患」、そして脳梗塞やくも膜下出血、脳出血などの「脳疾患」が挙げられます。他にも大動脈解離、抹消動脈疾患など様々な合併症を引き起こします。
アテノロールの作用により遮断される交感神経β受容体は血液の量を増加させたり、心臓の収縮回数を増加させたりと血圧上昇に繋がる働きをします。
このβ受容体とノルアドレナリンの結合を阻害することによって脈拍や心臓の収縮を穏やかにし、血圧を下げ、狭心症や高血圧症の症状を抑えます。
【使用方法】
成人の場合、通常「アテノロール25㎎」を1日2錠服用します。
有効成分アテノロールの量で計算すると50㎎となります。
症状や服用する年齢にもよりますが、最高1日100㎎まで服用可能となっています。
アテノロールの量を調節する際は医師の指示に従うようにしましょう。
服用後は血圧が下がりやすくなるため、危険な場所での仕事や車の運転は避けるようにしてください。
【注意点】
喘息や心不全の症状がある方は禁忌となりますので服用しないでください。
妊娠している方、高齢者の方、糖尿病の方も独断で服用しないようにしてください。
飲み合わせによっては副作用が出やすくなる場合があるため、服用中の薬は事前に医師に伝えるようにしましょう。
飲み忘れに注意し、用量・用法を守って正しく使用してください。
【副作用】
めまいや低血圧、手足のしびれ、体のだるさ、眠気、不眠、目の乾燥が挙げられます。
稀なケースですが重度の副作用になると失神や喘息発作、血尿などの症状があらわれる場合があります。
めまいや体のだるさなど軽い副作用でも長く続く場合は医師に相談してください。