


アクトス15mg
アクトスは2型の糖尿病を治す内服薬です。
インスリンを活性化させて血糖値を下げる機能があります。服用するときに注意したいことは運動直後など空腹時や低血糖の症状が、より強く反応してしまう体調の時。
アクトスに含まれているインスリンの働きは肝臓や筋肉に影響してきます。空腹時に服用してしまうと肝臓への負担が強く危険です。
また血糖値を下げる働きがあるので、けいれんやめまいなどが起こってしまう可能性がある方は、手軽に糖分を摂取できる飴などを用意しておくと良いでしょう。
脳がぼーっとしたり、ふらつきや脱力感を感じる時に飴を摂取することで血糖値を再び上昇させ、意識をしっかりと持つことができます。
糖尿病の最も鍵を握っているのが血糖値です。
血糖値は膵臓から分泌されるインスリンの状態によって決まります。
インスリンが正常に働いていれば、血糖値もおのずと抑制されます。その抑制効果がアクトスに含まれているピオグリタゾンにあるということです。
糖尿病と一言で言ってもインスリンの分泌がうまくいっていないものと、インスリンの活動自体が活性化されていないものがあります。
このピオグリタゾンはインスリンが活性化されていない方に役立つ成分です。インシュリンの抵抗性を改善したい人はアクトスなどのピオグリタゾンが配合されているもので問題ありません。
インスリンの分泌不全の場合は、チアゾリジン系の薬を使ってインスリンの分泌を取り戻すことが大切です。
用法・用量
1日1、2錠(15mg)を朝食前又は朝食後に経口服用します。
*上限は状態により判断。(1日30mg~45mgまで)
効果・効能
2型糖尿病。
副作用
むくみ、息切れ、動悸、疲れやすい、みぞおちの痛み、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、さむけ、動悸、冷や汗、体重増加、強い空腹感、頭痛、手足のしびれ・けいれん、筋肉痛、から咳、血尿、頻尿、排尿痛、黒色の便など。
*稀に下記のような症状が起こるケースもあります。
肝機能値の異常、血圧上昇、心胸比増大、骨密度低下など。
服用を控えたほうがよい方
・持病がある人
・心不全歴がある人
・むくみ、急激な体重増加がある人
・狭心症や心筋梗塞の恐れがある人
・アレルギーのある人
・心臓病の人
・低血圧の人
・血糖値が高い人
・腎機能障害のある人
・肝機能障害のある人
・脳下垂体機能不全の人
・副腎機能不全の人
・膀胱がんの既往の人
・アルコール依存症の人
・高齢の人
併用に注意する必要があるもの
・インスリン、他の血糖降下薬
*服用後体調の異変を感じる方は使用を中止し、医師の診断を受けましょう。
アクトス15mg (sanko00046)
