


フィンペシア
フィンペシアは、前立腺肥大症(BPH)と男性型脱毛症(AGA)の治療に有効であることで有名なプロペシアに使われている有効成分と同じ男性ホルモンを抑える働きをするフィナステリドを主成分にしたジェネリック医薬品です。
正確には、プロペシアが開発されてからジェネリック医薬品として製造販売できる特許期間が終わるまでに、まだ数年の年数が必要なため、ジェネリック医薬品ではないのですが、(米)メルク社が開発し、製造販売しているプロペシアと同じ有効成分を同じ割合で配合しており、効果や安全性は、まったく同じです。
日本国内でも、医療費を抑制する必要性が高いことから厚生労働省が中心となって、ジェネリック医薬品の普及を進めています。
フィンペシアを製造しているのは、インドで有数のジェネリック医薬品の製薬会社シプラという会社ですが、インドは、医薬品の特許条約に加盟していない国なので、先発の医薬品とまったく同じ医薬品を製造することができるのです。
フィナステリドの効果は、日本国内でも、日本皮膚科学会が出した「男性型脱毛症治療のガイドライン」によって、A…行うよう強く勧められる~D…行わないよう勧められるという5段階の評価の中で、男性型脱毛症(AGA)の治療に非常に高い効果のある外用薬ミノキシジルと並んで、Aの評価を受けています。
ただし、男性型脱毛症(AGA)の治療は、長期間服用を続けないと効果が出にくい為、最低でも1年間継続して服用する必要があります。
フィンペシアの先行医薬品であるプロペシアの臨床データでは、服用後1年間で効果の現れた人の割合が60パーセントであるのに対して、服用後3年間で効果の現れた人の割合は、80パーセントまで増えています。
日本国内に医療機関で処方される前立腺肥大症(BPH)及び男性型脱毛症(AGA)の治療の為の医薬品はプロペシアですが、非常に高価な医薬品で、男性型脱毛症(AGA)の治療には、長期の服用が必要であるため、経済的な負担が大きくなってしまいます。
そのプロペシアと比較すると、販売店によって多少の差はありますが、フィンペシアを使用した場合1年間にかかる医薬品の費用が約10分の1で済ませられます。
また、プロペシアは個人で購入することができない医薬品なので、病院から出された処方箋がないと購入することができません。
その他、フィンペシアには、他のいくつかの男性型脱毛症(AGA)治療薬に使われている発がん性があると言われているタール系色素である着色料のキノリンイエローが使われていないということも、安全性を高めています。
用法と用量
1日1回 0.2mgから1mgを服用
使用上の注意
肝機能障害のある方は、医師に相談する必要があります。
女性には効果がありません。特に、妊娠している方、授乳中の方は、胎児や乳児に悪影響を及ぼしますので、服用することはできません。
副作用として、肝機能障害や食欲不振の症状が出ることがあります。