


エストラドットTTS50mg
エストラドットTTS50mgは、エストラジオールを有効成分とする更年期障害の改善に効果のある皮吸収型の貼り薬で、泌尿生殖器の萎縮にともなう膣の乾燥感、尿失禁に治療にも使われています。
更年期障害とは、40代後半からから50代後半にかけての時期におこる症状のことで、妊娠、出産に備えた体を作る為の月経がなくなり、閉経期を迎えることで、女性ホルモンのバランスが崩れ、様々な症状がおこることを言います。
女性ホルモンとは、卵巣から分泌されている卵巣ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンのことで、40代後半に入り、妊娠に備える必要がなくなると、卵巣の機能が低下するので、急激にエストロゲンが急激に低下します。
その為、ホルモンバランスが乱れ、自律神経が正常に機能しなくなってしまうので、身体的にも精神的にも様々な症状がおこります。
更年期障害の症状は、人それぞれですが、多くの人に見られる症状は、のぼせ、ほてり、冷えです。
突然、顔が熱くなって集中力が低下したり、身体がほてって汗をかいたり、手足が異常に冷たくなったりするというような症状です。
その他にも、頭痛、めまい、便秘、腰痛、肩こり、動悸、不眠、イライラ、憂鬱な気分、倦怠感、無力感、手足のむくみ、耳鳴り、ドライアイ、ドライマウスなどの症状があらわれます。
個人によって程度の差があり、軽く済む人もいれば、生活に支障が出るほどひどい症状に悩まされる人もいます。
そしてこの時期は、女性ホルモンが減少したことで、更年期の症状以外にも、骨粗しょう症や動脈硬化などの病気を発症しやすい状態になるので、注意が必要です。
子供の結婚など家族が変化する時期にさしかかるので、精神的なストレスが増える時期でもあります。
自律神経が順調に機能していないこともあり、精神的なストレスが溜まりやすいので、軽い運動をしたり、ガーデニングをしたりして、気分転換をし、ストレスを溜めこまないように心がけること、心のバランスをとることが大切です。
更年期障害の症状の治療に使われる方法には、ホルモン補充療法、漢方薬、抗うつ薬や抗不安薬などがありますが、エストラドットTTS50mgは、内服する薬ではないので、身体に負担がかけずに更年期障害の症状の緩和をすることができます。
使用方法
・下腹部、または臀部に張ってから数秒間、手で押さえて下さい。
・2~4日おきに張り替えてください。
・医師に指示に従って使用してください。
副作用
発疹、手足のしびれ、動悸、頭痛、紅斑、そう痒
エストラドットTTS50mg (sanko00103)
