


シアリス
シアリスは、タダラフィルを有効成分としたイーライリリー株式会社のED治療薬です。
通常は性的な刺激によって血管が拡がり海綿体に血液が送り込まれる為に勃起が起こるのですが、血管が十分に広がらないと、勃起がおこらないという症状になります。
シリアスは勃起が起こらない症状を改善する為に、血管が拡がりやすくする効果のある医薬品です。
同じED治療薬であるバイアグラやレビトラの場合、効果継続時間が4~6時間と限られている為、タイミングに気を遣う必要がありますが、シリアスの効果は36時間継続するので、服用する時間が限定されず、気軽に服用することができます。
用法
シアリス錠は5mg、10mg、20mgという3種類の錠剤があります。
これは、1回に服用できる量の上限が個人によって違うからです。
医師の指示に従って、どの錠剤を服用するかを決めます。
使用上の注意
狭心症などの治療の為にニトログリセリン系の硝酸剤、および慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬を服用している場合は、シアリスを服用することはできません。
併用した場合、急激に血圧が下がる恐れがあります。
ニトログリセリン系の硝酸剤には、飲み薬の他、舌下錠、貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーがありますので、現在服用している医薬品の中に当てはまるものがないか十分に確認する必要があります。
下記のような場合には、シアリスを服用することはできません。
・心血管系障害などにより医師から性行為を控えるよう指示されている
・不安定狭心症がある
・過去に心筋梗塞や脳梗塞、脳出血を起こしたことがある
・最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満の低血圧症である
・安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上の高血圧症である
・重度の肝障害である
・進行性の夜盲、視野狭窄などの網膜色素変性症である
心筋梗塞、心臓突然死、脳卒中等の重篤な症状がおこる恐れがありますので、他の医薬品を服用している場合には、医師に相談の上、服用することが重要です。
副作用
・発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson 症候群などの過敏症
・動悸、ほてり
・血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、頻脈、高血圧、低血圧脈
・霧視、眼充血、眼異常感
・耳鳴、視覚障害、眼痛、流涙増加、眼刺激、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎
・上腹部痛、悪心、胃食道逆流性疾患、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛
・便秘、腹部膨満、軟便、胃刺激症状、嚥下障害
・肝機能異常
・頭痛、めまい、睡眠障害
・鼻炎、副鼻腔うっ血
・疲労、無力症、疼痛、体重増加、倦怠感
・背部痛、筋痛、四肢痛