


アルダクトン100mg
アルダクトン100mgは、スピロノラクトンを成分とする浮腫や高血圧症、心不全の治療に使われる医薬品で、体内の余分な水分を排出し、血圧を下げるという効果があります。
また、スピロノラクトンにはその他に、5αリダクターゼを抑制する働きがある為、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換させることを妨げる効果があります。
テストステロンが5αリダクターゼと結合して生成されるジヒドロテストステロンとは、男性ホルモンの一種で脱毛作用があり、男性型脱毛症の大きな原因となるホルモンです。
その為、アルダクトン100mgは、本来の治療目的とは別に、脱毛の改善、予防にも効果があります。
また、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが減少することで、ニキビの治療にも使われます。
ニキビの原因の一つに、黄体ホルモンや男性ホルモンの増加があり、増加したホルモンを抑える為のホルモン療法が、ニキビの改善に効果があるからです。
用法・用量
・男性の育毛 1日1錠を服用(1日の最大量は100mgまで)
・女性のニキビ 1日1錠を朝夕に分けて服用、症状によっては、1日150mgを朝100mg夕50mgの割合で服用 症状が軽減したら、薬の量も減量していく為、医師に指示に従って服用量を決めます。通常、薬の服用を開始してからニキビができなくなるまでに4週間程度かかります。その後は、1か月に50mgずつ薬を減量していきます。
・本態性高血圧 初期服用量は、1日50~100mgを1回~2回に分けて服用、症状に応じて服用量を増やします。(1日の最大量は200mgまで)
・心不全 1日100mgを1回~2回に分けて服用、症状に応じて服用量を増やします。(1日の最大量は200mgまで)
・ネフローゼ症候群 1日100~200mgを1回~2回に分けて服用
・突発性浮腫 1日100~200mgを1回~2回に分けて服用
・悪性高血圧 初期服用量として1日100~200mgを1回~2回に分けて服用、症状に応じて服用量を増やします。(1日の最大量は400mgまで)
・1日100mgを1回あるいは2回に分けて服用します。
・原発性アルドステロン症
・<短期診断法> 1日400mgを1回~2回に分けて4日間継続服用
・<長期診断法> 1日400mgを1回~2回に分けて3~4週間継続服用
使用上の注意
・心疾患、冠硬化症、脳動脈硬化症がある場合は服用できません。
・腎障害、肝障害がある場合には、医師に相談し、指示に従って服用する必要があります。
・急性腎不全、高カリウム血症、アジソン病(副腎不全)、心疾患、動脈硬化症を患っている場合は、服用することができません。
・妊娠中、授乳中には服用できません。
アルダクトン100mg (ALDC100X15)
