


アスタリン(サルブタモール)4mg 30錠
アスタリンは、サルブタモールを主要成分とするベネトリンのジェネリック医薬品で、気管支喘息の他、小児喘息、肺気腫、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、珪肺結核による呼吸困難、咳などの症状の治療に使われています。
風邪や過労、ストレス、アレルギーによって、気道に炎症がおこり、気管支が狭くなり、咳が止まらなくなったり、喘鳴や呼吸困難がおこったりする気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の症状に対して、主要成分であるサルブタモールは、気管支の交感神経であるβ2受容体に働きかけて気管支を拡げる効果があるので、呼吸が困難である状態などの症状を緩和させます。
β2受容体刺激薬には、発作を予防する長期管理薬と、発作を和らげる発作治療薬がありますが、アスタリンは、発作を和らげる為のβ2受容体刺激薬です。
用法・用量
・成人 1回1錠(4mg)を1日3回服用します。症状の激しい場合には1回2錠(8mg)に増量し、1日3回服用します。
・小児 1日0.3mg/kgを3回に分けて服用します。
・指示された時間に服用するのを忘れた場合は、気がついた時点で1回分を服用してください。
次に服用時間が近い場合はすぐに服用せずに、次の回から指示通りに服用してください。(2回分を一度に服用してはいけません。)
・用法・用量・継続期間は年齢、症状によって変わりますので、医師に指示に従って服用してください。
使用上の注意
・高血圧や心臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病がある場合、サルブタモールが交感神経に働きかけた際に、興奮させる作用がおこることがありますので、医師の指示に従って服用してください。
・ボスミン、イソメニール、プロタノールなどの交感神経を刺激するカテコールアミン製剤と併用すると、動悸や不整脈の副作用がでる可能性が高まります。
・テオドール、ステロイド薬、利尿薬などと併用すると、血清カリウム値が低下する為、不整脈がおこるおそれがあります。
・高血圧、不整脈、緑内障などの治療の為に、β遮断薬を服用している人は、薬の処方前に必ず医師に報告してください。
・コーヒー・日本茶・紅茶などのカフェインを含む飲料を摂取すると、副作用がおこりやすくなります。
副作用
・動悸、不整脈、血圧の上昇、ほてり、頭痛、手の震え、不眠、めまい、ふらつき、耳鳴り、神経過敏、興奮、ねむけ、倦怠感、吐き気・嘔吐、のどの渇き、排尿困難、血清カリウム値の低下、皮膚粘膜眼症候群、過敏性症候群、顆粒球・血小板減少、呼吸抑制、肝機能障害
・まれに、低カリウム血症に陥り不整脈や心停止を引き起こすおそれがありますので、医師に指示に従い服用してください。
アスタリン(サルブタモール)4mg 30錠 (ASTHL4X030)
