


レボクイン500mg(クラビット・ジェネリック)
レボクインは、ピリドンカルボン酸系合成抗菌剤であるレボフロキサシン水和物を主成分とする細菌を殺菌する医薬品で、レボクイン500mgは、レボフロキサシン水和物が500mg配合されている錠剤です。
レボフロキサシン水和物が配合されている錠剤には、500mg、100mg、250mgがあり、錠剤の他には、レボフロキサシン水和物が10パーセント配合されている細粒タイプもあります。
人間の体内に、病原微生物が入り込むと、体の持つ免疫機能が働き、病原微生物を攻撃する為、発熱、痛み、腫れ、化膿などの症状がおこります。
このような症状を引き起こす感染症の原因となる病原微生物には、細菌、ウイルス、真菌がありますが、レボフロキサシン水和物はこのうちの細菌に対して、殺菌効果を発揮し、病原微生物を攻撃する為におこっていた発熱、痛み、腫れ、化膿などの症状が緩和されます。
これは、レボフロキサシン水和物が、細菌の増殖を食い止め死滅させる為に、核酸の生成を抑制し、細菌の活動を活発にするタンパクが作られないようにする働きをして、細菌を殺菌する為です。
従来の抗菌剤は、病巣に到達するのに時間がかかったため、主に注射によって治療をしていましたが、レボフロキサシン水和物は内服することで十分に効果を発揮する抗菌剤です。
咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症、中耳炎、副鼻腔炎などの耳鼻の感染症、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、コレラなどの消化器の感染症、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎などの口内感染症、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎などの泌尿器感染症といった数多くの感染症に適応します。
用法・用量・継続期間
・1日1回 食後に経口服用します。
・腸チフス、パラチフス:1日1回1錠を14日間経口服用します。
・用法、用量、継続期間は年齢、症状によって変わりますので、医師の指示に従って服用してください。
使用上の注意
・てんかんなどのけいれん性の病気、重症筋無力症、重い心臓病のある人は、病状が悪化する恐れがあります。
・ステロイド薬と併用するとアキレス腱障害の副作用が出る可能性があります。
・鎮痛薬と併用すると、けいれんを起こしやすくなります。
・妊娠中、授乳中の人は、胎児、母乳への悪影響が出る恐れがある為、服用を避けて下さい。
・集中力低下、意識障害などをおこす恐れがありますので、車の運転は控えてください。