


ウルソ・ジェネリック150mg
ウルソ・ジェネリック150mgは、ウルソデオキシコール酸を有効成分とする ウルソ錠のジェネリック医薬品で、胆石や肝臓病の治療に使われています。
有効成分であるウルソデオキシコール酸には、胆汁の流れをよくする働きがあるので、コレステロール系胆石を溶かす効果がある他、肝臓の血流を促す働きがあるので、肝機能を改善する効果、消化不良を改善する効果があります。
コレステロール系胆石とは、胆嚢の中で、胆汁に含まれるコレステロールが結晶化して大きくなってしまう胆石です。
脂質や糖分の多い偏った食生活を続けることによって、肝臓で作られるコレステロールの量が増えることによって発症します。
ウルソデオキシコール酸は、漢方薬にも含まれている成分で、昔から胆汁酸製剤として、胆石や肝臓病の治療に使われている副作用が少なく、安全性の高い成分で、C型慢性肝疾患にも効果があります。
ただし、大きい胆石に対する利胆作用、胆石や胆汁が停滞した状態をともなう肝臓病の治療には適さない成分です。
用法・用量
【胆管・胆のうなどの胆道系疾患、胆汁うっ滞を伴う肝疾患】
→ 1回1/3錠(50mg)を1日3回食後に服用します。
【外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解】
→ 1日4錠(600mg)を3回に分けて服用します。
【原発性胆汁性肝硬変、C型慢性肝疾患における肝機能の改善】
→ 1回11/3錠(200mg)を1日3回服用します。服用限度量は900mgです。
用法、用量は年齢、症状に応じて変わりますので、医師の指示に従って服用してください。
胆石症の治療の為に服用する場合は、胆汁が濃くなり胆石が大きく夜間に備えて、夕食後や就寝前に服用する場合がありますので、医師の指示する服用方法に従って服用してください。
また、胆石は小さい胆石であっても半年から1年かけて溶けていくので、医師の指示に従って服用を継続してください。
使用上の注意
・完全胆道閉塞など、胆道が完全に詰まっている場合にはこの薬を服用することはできません。
・急性肝炎のなかでもとくに重症である劇症肝炎の場合は、この薬を服用することはできません。
・消化性潰瘍、重い膵臓病、胆管に胆石のある場合は、医師に指示に従い、慎重に服用する必要があります。
・SU剤などの血糖降下薬や糖尿病の治療薬と併用して服用すると、血圧が下がりすぎる恐れがあります。
・クエストランなどのコレスチラミンを主成分とするコレステロール低下薬、胃薬の制酸剤、クロフィブラート系脂質低下薬などと併用すると、この薬の作用が弱まる恐れがあります。
ウルソ・ジェネリック150mg (sanko00093)
